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第384回    釈由美子  
2003.10.19付紙面より

釈由美子

愛されたいから今がある

 グラビアで見せていたちょっと気だるそうな雰囲気も演技だったのだろうか。釈由美子(25)は、外見からは想像しにくい一直線な人である。何もそこまで、という役作り。周囲の困惑をよそに、霊体験も真剣に語る。極端なきまじめさはユーモアを醸し出す域にまで達し、それがまた魅力になっている。


“恋愛”見守って

 取材したのは、芸能プロダクション社長との熱愛報道があった後だった。「気持ちが弱っている時にだけ連れてくる」(マネジャー)というチワワを関係者に託すと「聞いていただければ何でもお答えしますので」。律義に笑顔を見せる。“公式発表”は「信頼できるお友達」だったが、「公私とも充実しています。とても幸せな状態なので、今は見守っていてもらいたいです」とはにかんだ。隠し事のできない正直な人のようだ。

 「グラビアアイドル出身」という一般的な印象とは違い、女優としての評価は高い。キワモノといわれる役まで平然とこなすからかもしれない。主演映画「スカイハイ」(北村龍平監督、11月8日公開)では、事故や他殺によって人生を無理やり奪われた魂がやってくる“怨みの門”の門番「イズコ」を演じる。(1)死を受け入れて天国で再生を待つ(2)霊となり現世をさまよう(3)現世の人間を1人のろい殺して地獄へ行く、の3つの選択を死者に迫る。主演した人気ドラマの劇場版だ。

 「人を怖がらせるだけの単純なホラーじゃなく、深いテーマ性のある人間ドラマ。『人間なんて地球の塵(ちり)。人生なんてはかない。だけどみんな一生懸命生きている』ってセリフが好きなんです。ニュースを見ればむごい死が日常的にあって、で『生』や『』に鈍感になってる。でも、実際に死んでしまってから後悔するのは残念なこと。生きている一瞬一瞬を大切にしなければという思いを伝えたい」。

 デビュー当時「妖精と暮らしている」と発言して以来、釈といえば“霊感”の強さが話題になる。「ヘンな人だと思われるだけ」と最近は心霊話を封印してきたというが、今回の撮影現場について聞くと「霊? いましたよ」とケロッと笑う。「撮影機材が上から落ちてきた時も、何かの力が私をグイッと引っ張ってくれて助かった。大雨の日に事故って車ごと小高いがけから転落した時も、車はボコボコなのにけがひとつなかった。今回は霊たちも味方して守ってくれました」。周囲が信じようと信じまいと、本人はまじめである。丹波哲郎の霊界話に通じるものがある。


孤独感と自我と

 グラビアアイドルだと思っていたら、3年連続で大作映画の主役にキャスティングされた。

 「夢だった芸能界にデビューして以来、今のように活動できる自分の姿を必死に思い描いてきた。アイドルとしてちやほやされて結婚、という青春の1ページみたいな意識はなかった。子供のころから、私は誰からも必要とされていない、私の存在なんか誰も見てくれてないってものすごい孤独感があって。1人でも多くの人に自分を必要とされたい、見てもらいたいという自我が強かったから」。

 友達がいなかった子供時代の反動だ。一日中下を向き、放課後の図書室で1人で本を読んでいた。自称「ネクラ」。小中高と、クラスメートから無視される存在だった。だが、そんな外見の奥にはウインクやモーニング娘。のようなトップアイドルになりたいという思いがあった。

 「4人姉妹の二女で、ありふれた家庭に愛情を受けて育ったんですけどね。人に心の扉を開けない性格で、自分の世界に入り込んでいたから他人に誤解を生んでしまったのかも。シャク(釈)って音が聞こえると、私の悪口を言ってると思い込むほどの被害妄想で『誰も私を見ないで』って心の中で叫んでました。矛盾してますよね。当時は釈ってインパクトありすぎの名前もイヤで、母親に『離婚して』ってお願いしたこともある。今は『釈由美子』に誇りを持っていることが不思議なくらいで」。

 短大に進んでようやくできた友達にも、結果的に無視された。ショックでうつ状態になり対人恐怖症で電車にも乗れなくなった。意識不明になるほどの交通事故に遭い、ガスコンロの不始末による自宅の半焼にも見舞われた。すべて19歳の時だ。「ホントに厄年ですよね」。初めて霊や妖精を見たのもこの時期という。

 「このまま引きこもっていたらダメになる」。あらゆるアルバイトに挑戦してみた。マクドナルド、コンビニ、新幹線の売り子から、引っ越し、工事現場などの体力系まで30種類以上の職場経験がある。「釈ちゃんに会いたくて、きょうもコーヒー1杯飲みに来たよ、なんて言われると本当にうれしくて。『釈ちゃーん』ってみんなに愛されたい。そんな実感を得て、小さいころからの夢だった芸能界に挑戦したんです」。


今の命を精一杯

釈由美子と愛犬のちょこちょこ
写真=インタビューを終えると愛犬チワワをそっと抱き上げた。チョコチョコ歩くから名前は「ちょこちょこ」。癒やし系女優を癒やす相手はメスの3歳だった(撮影・宇治久裕)

 「妖精を見る」。現実離れした発言のおかげで天然ボケ扱いされることが多いが、実際はきまじめすぎるほど一直線な人だ。手の骨折をおしてチャンバラに挑み、女性戦闘員の体をつくるために自衛隊に特別入隊して訓練メニューをこなす。極端なストイックさは時に周囲を不安にさせる。

 アクションに備えてダイエットに取り組んだ今回は、連日食事を抜いて10キロ走り、25メートルプールを40往復し、エアロバイクをこぐという生活で激ヤセした。「自分でもガリガリだなあって思ったけど、それでもまだ生ぬるいって突き進んじゃう。自分で『できる』と思ったことができないと許せない。もっと楽にいけ、とよく言われますが、私の性格はオール・オア・ナッシングなので」。プライベートでも、読書に夢中で電車のホームから落ちて足を骨折したり、自宅に高枝がないのに高枝切りバサミを買ったり。芸能マスコミに語り継がれるエピソードだが「あはは。それ、全部実話です」。

 暗殺集団の女剣士、メカゴジラを遠隔操作するパイロットスーツの戦闘員、死の門の門番など、コスプレ系の難役を演じてきた。今後は、王道のラブストーリーや、普通の恋するOL役をこなせるようになるのが課題という。「ありふれた日常を描いたストーリーが一番難しいですよね。振り幅の激しい私は平均的なもののとらえ方ができないので、そういうお芝居をさせていただくにはまだ力が足りないと思います。ナチュラルな日常を『そうだよね』って感じてもらえる女優になれたら」。

 頑張りすぎて、いっぱいいっぱいじゃありませんかと聞くと「いっぱいいっぱいですよぉー」と泣きまねをして笑った。「根性なしには育ってないんですけど、ノミの心臓なので。座右の銘は『ふんにゃかふんにゃか』。肩の力を抜いてリラックスしようと目標を掲げるんですが、根っからのきまじめで完ぺき主義な性格がそうはさせてくれなくて」。人気女優になった今も、ガンダムのコスプレでPRイベントに登場したり、お酌人形のモデルになってみたり。“そこまでやるか”という感じだ。「釈由美子って何者なんだろう、って、見る人をいつまでも困惑させたいんです」。

 好きな男性のタイプは「家に帰って来たら、ギュッって癒してくれるようなあったかい人」。癒し系といわれながら「私だって癒されたいですよ」と笑った。「たくさんの人に愛されているって実感が持てる瞬間が、私の唯一のリフレッシュ法」。

 「スカイハイ」のように、死んだ時に3つの選択を迫られたら。「うーん。どれも選ばない(笑い)。期限内に選択をしないと魂が消滅してしまうという道を選びます。『やり切った! 十分ですっ』っていうくらい、いま生きている瞬間をまっとうしたいので」。


根性があってクレバーな人

 映画「スカイハイ」の北村龍平監督(34)  釈ちゃんとは現場では映画とか恋愛観とか、どこの大福がおいしいとか、作品と関係のない話ばかりしていましたね。特に演技指導をしなくても、彼女なりのキャラクターをちゃんとつくってきてくれる人です。非常にまじめで、いやまじめすぎるほどで、僕の方が「理屈で考えるな、感性でやれ!」と言っていたほど。撮影後半の過激なアクションの連続も、弱音を吐かない。とにかく根性があってクレバーな人です。いろんな可能性を秘めた人だと思うので、これからが楽しみ。イズコとはまったく違った役でまた一緒にやりたいですね。


 ◆釈由美子の愛犬◆ メスのチワワが3匹。ファンにもおなじみの「ちょこちょこ」「もちもち」と、今年6月に加わった「たおぱいぱい」。たおぱいぱいは、釈が大好きなドラゴンボールのキャラクターの名前


 ◆釈由美子(しゃく・ゆみこ)  1978年(昭和53年)6月12日、東京都生まれ。学習院短大在学中の97年、ヤングマガジンのミスキャンパスでグランプリを獲得。翌98年、TBS「ワンダフル」の初代ワンギャルとして芸能界デビュー。トップグラビアアイドルになり、バラエティー番組の人気者に。映画「修羅雪姫」(01年)主演で話題となり女優業に本格進出。「ゴジラ×メカゴジラ」(02年)「スカイハイ」(03年)と3年連続映画に主演。テレビドラマ出演も多数。165センチ、B85−W58−H84。血液型B。


(取材・梅田恵子)

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