ドンキ、オリジン株46%を取得
ディスカウント大手のドン・キホーテは15日、敵対的買収を仕掛けている弁当・総菜チェーンのオリジン東秀の株式を市場で追加取得し、発行済み株式に占める保有割合が約30%から約46%に増加したと発表した。経営権を握るため51%程度まで市場でさらに買い増す方針。上場は維持するとしている。
ドンキは「顧問弁護士と協議し適法かつ適切」と主張しているが、大手スーパーのイオンが友好的買収者として3月1日まで株式公開買い付け(TOB)を実施中で、ドンキの意表を突く株式取得は議論を呼びそうだ。
ドンキはコンビニ事業強化のためには「オリジン株の保有割合を高めることが必要との結論に達した」として、2月10日から15日までにオリジン株の約15%に相当する約270万株を市場で追加取得した。
ドンキはTOBにより最高で過半数のオリジン株取得を目指したが、TOB価格が低いため目標を達成できなかった。イオンは「ホワイトナイト(白馬の騎士)」として友好的なTOBを進めている。
[2006/2/15/21:16]
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