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  現代医学が明かす漢方の威力
 

【第52回】

十全大補湯で再燃防止

現代医学が明かす漢方の威力

かいよう性大腸炎

 最近、増えている腸の病気にかいよう性大腸炎がある。文字通り、大腸に炎症を起こす病気で、20代で発症する人が多い。

 松生クリニック(東京都立川市)の松生恒夫院長によると「下痢や下血、発熱が主な症状で、ひどい場合は1日に20回も下痢をすることもある」という。免疫異常が原因といわれているが、はっきりした原因は不明。そのため根本的な治療法はなく、良くなったり、悪くなったりを繰り返すことが多い。命にはかかわらないとはいえ、患者にはつらい病気だ。

 松生院長によると「基本的には炎症を抑える5ASA製剤を使い、重症の場合はステロイド剤を併用する」のが一般的だそうだ。これでたいていは良くなるが、この状態(寛解)をいかに維持させるかが重要になってくる。その方法として、松生院長が導入したのが十全大補湯(じゅうぜんだいほとう)だ。

 「以前から十全大補湯はかいよう性大腸炎に効果があるといわれ、最近の研究では免疫能を高めることが指摘されている」そうだ。そこで、再燃を繰り返す患者で、治療によって内視鏡でみても腸の炎症が治まり、ステロイド剤をやめる時期にきたときに、十全大補湯を服用してもらった。

 その後、半年から最長24カ月間、経過を追った。その結果、6カ月間、十全大補湯をのんでいた9例のうち6例でステロイド剤をやめても再燃が抑えられていたそうだ。うち2例は、十全大補湯を服用してから24カ月、つまり2年間再燃がなかった。

 「まだ症例も少なく、5ASA製剤との併用ではありますが、十全大補湯の投与で24カ月も寛解状態を維持することが可能でした。自然経過や5ASA製剤の効果も考えられますが、十全大補湯の持つ免疫を活性化する作用や炎症を抑える作用が働いた可能性が高いと思います」と松生院長は考えている。

 また、EPA(魚油に含まれる)に炎症を抑える作用があるので、食事は魚やオリーブオイルなど地中海型の食事にして、コンビニ弁当などできあいの食事はできるだけ避けることを松生院長は勧めている。

【ジャーナリスト 祢津加奈子】

かいよう性大腸炎

 炎症が大腸全体に及ぶ全大腸炎型、左側の大腸に炎症が集中した左側大腸炎型、直腸に集中した直腸炎型がある。一番重症なのが、全大腸炎型。今回十全大補湯を服用したのは、左側大腸炎型4例と直腸炎型5例。
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