日本とメダルを争うライバルにはドイツ、オーストリア、ノルウェー、スロベニアが候補に挙がる。日本はW杯国別ランキング5位でトップ3入りしていないが、今大会唯一ノーマルヒルとラージヒルの個人2種目でメダルを獲得しているエース小林陵侑が強力。メダルへ押し上げるパワーがある。今季W杯で行われた団体2試合は2位と3位に入っており、メダルの可能性は十分ある。小林陵をのぞく3選手の踏ん張りが鍵となる。

国別ランキングトップはW杯個人総合首位に立ち、ラージヒル銅メダルを獲得したガイガー擁するドイツ。だがドイツ勢は今大会のジャンプ台への対応に苦戦している様子もあり、ガイガーが復調気味だが、14日の試合までに修正できるか。

ラージヒルで小林陵に逆転勝ちしたリンビクが絶好調のノルウェーも手ごわい。W杯個人総合トップ15に、オーストリアは3人、スロベニアは4人が入っており層が厚い。総合力で順位を上げてきそうだ。