東京パラリンピック開幕まで1年を切り、パラスポーツ界も新型コロナウイルス禍の中で動き始めた。5、6日には日本パラ陸上選手権(埼玉・熊谷スポーツ文化公園陸上競技場)が開催される。

東京パラリンピックの延期決定前に代表に内定していた選手の大半は国内競技団体の方針で資格が維持された。陸上は昨年11月の世界選手権の結果で14人が内定。男子400メートル、1500メートル(車いすT52)で2冠の佐藤友祈(30=WORLD-AC)や、女子走り幅跳び(義足T64)を制した中西麻耶(35=阪急交通社)らが名を連ねる。

競泳は視覚障がいの木村敬一(29=東京ガス)、知的障がいの東海林大(21=三菱商事)と山口尚秀(19=四国ガス)の3人が世界王者として内定している。

カヌーの瀬立モニカ(22=江東区協会)、アーチェリーの上山友裕(33=三菱電機)、射撃の水田光夏(23=白寿生科学研究所)らも出場権を手にしている。柔道は男女13代表中10人が内定した。

開催国枠で出場する団体競技ではゴールボールが男女代表計12人を選出している。