パリ・オリンピック(五輪)から採用される陸上の男女混合競歩リレー、さらに女子20キロ競歩で代表が決まった立命館大3年の柳井綾音(20)が11日、滋賀・草津市内の同大学キャンパスで行われた五輪壮行会に出席した。
競歩のレベルが高い日本にとって、男女混合競歩リレーはメダル獲得の有力種目になる。
女子駅伝で全国的な強豪の立命大。競歩と駅伝の二刀流に挑んできた柳井は「駅伝は日本の伝統文化。(立命大の)駅伝チームで日本一を目指し、団結するところを自分は経験している。(五輪は)チームジャパンだが、世界一を目指すには団結力が大事。そこは生かしていきたい。メダル獲得を目指して、頑張っていきたい」と意気込んだ。
6日のホクレン・ディスタンスチャレンジ北見大会の女子1万メートル競歩で、43分49秒85をマーク。今季2度目となる日本学生記録を更新した。勢いもある。
杉村憲一女子陸上部監督(52)も「今が伸び盛り」という教え子に、「立命館はみんなでつなぐ駅伝などが得意なので、柳井もリレーになれば燃えて、メダル獲得につながればと思う」と期待した。
柳井の勝負メシが「おはぎ」と「豚のショウガ焼き」。立命大では「応援フェア」と題し、キャンパス内の食堂で売り出すことも決定。大学を挙げて、本番に向けて応援していく。
パリ五輪に、あんこを持参するという20歳は「あんこは白米に乗せ、試合前にエネルギー補給のために包んで食べている。私のルーティン」。笑顔を絶やさない“あんこ姫”が、男女混合競歩リレーのメダル獲得に貢献する。【横田和幸】
◆柳井綾音(やない・あやね)2003年(平15)12月24日、福岡・北九州市生まれ。北九州市立高2、3年時の全国高校駅伝に出場。3年時に競歩を本格的に始める。高校の4学年先輩に21年東京五輪女子20キロ競歩13位の藤井奈々子(25=エディオン)。22年立命大に進学、同年8月のU20世界選手権1万メートル競歩で銅メダル。23年2月の日本選手権20キロ競歩3位、3月の全日本競歩20キロ優勝、8月のブダペスト世界選手権20キロ競歩30位。駅伝でも1年時に全日本女子駅伝、富士山女子駅伝に出場。
◆男女混合競歩リレー 男女各1人の2選手でチームを構成し、計25チームでレースを行う。距離はマラソンと同じ42・195キロ。約10キロずつ4つのステージを男、女、男、女の順に完歩する。エッフェル塔のふもとで行われる個人種目と同じコースが利用される。日本は2チーム出場する。



