陸上男子400メートル障害(ハードル)でパリ五輪代表の豊田兼(21=慶大)が22日、羽田空港からパリへ出発前に取材に応じ、けがの状態を明かした。

6月の日本選手権で110メートル障害に出場し予選突破も、準決勝を「ハムストリングの違和感」を理由に欠場していた。

「日本選手権が終わって状態が悪くて、練習を積めなかった。最後調整して力を発揮するだけ」。現在の状態は70~80%程度で「スパイクは履いていないが、走れてはいる。現地で出力を上げる」と問題なしを強調した。

初の大舞台へ「まずは予選突破して、準決勝、決勝を目指す」。コンディションも見ながら「予選は全力で行くかは分からない。でも準決勝は飛ばさないと」と想定した。さらに「自己ベストを出したい」と日本歴代3位の自己記録(47秒99)超えも見据えた。

父は開催国フランス出身。食事は問題なしかと思いきや「フランスに慣れているといえ…日本食、みそ汁を大量に持ってきました」と笑う。「3年前に実家に帰って以来」のゆかりの地で「飛躍できる舞台にしたい」と誓った。