【パリ=藤塚大輔】21年東京五輪7位入賞の三浦龍司(22=SUBARU)が8分12秒41で4着となり、2大会連続の決勝進出を決めた。自己4番目のタイムで2大会連続入賞へ好発進し「素直にうれしい。一番の難所の予選を突破できてホッとしている」と安堵(あんど)の笑みを浮かべた。
今や国際大会の常連となった“世界のミウラ”は、号砲前から存在感を示していた。招集所でキビウォット(ケニア)とエチオピア勢の選手たちが1000メートルまでのペース設定を話していると、三浦も自然とそこに加わった。
「どうする?」「2分45秒くらいでいこう」「ついていく」
やりとりの通り、序盤で海外勢が前へ出ると、気後れすることなく追いかけた。入手していた“事前情報”も生き、危なげなく予選を突破した。
大舞台でも海外勢と話ができるのは、ダイヤモンドリーグ(DL)や世界選手権で活躍し続けているからこそ。東京五輪の頃を思い返し「その時はできなかった。海外レースやこれまでの結果がつながったのかな」と控えめに胸を張った。
21年東京五輪7位、23年世界選手権6位と、ステップアップして迎えた2度目の五輪。自身が保持する日本記録(8分09秒91)の更新も視界に入れつつ、3年前からの成長を示す。
「(東京五輪は)勢い任せだった。今は着実に力がついて、勝負や駆け引きができるようになった。(五輪や世界選手権での入賞に)続く結果になればいいなと思う」
世界で戦ってきた22歳が、この夏も歴史を塗り替えにいく。



