【パリ=松本航】地元の大声援を受けたフランスは、引き分け発進となった。

前半4分に左大外に展開して先制トライ。前半を5-7で折り返し、後半1分に逆転した。しかし、同点トライを献上。最後は相手が中盤で蹴り出し、競技場はブーイングに包まれた。

今大会には15人制のフランス代表主将を務めてきたアントワーヌ・デュポン(27=トゥールーズ)が参戦。15人制で21年の世界年間最優秀選手に選ばれた国民的スターで、この日もメンバー発表時に、ひときわ大きな声援が送られた。

デュポンはボールの近くでプレーしながら、タックルでノックオンを誘ってピンチの芽をつんだ。7人制ではラインアウトのスローも担当し、15人制とは違ったシーンも見られた。

会場は約8万人収容のフランス競技場。この日は午後3時半(日本時間同10時半)の競技開始から多くの観衆が席を埋め、フランスの登場で超満員。ボルテージは最高潮となった。

今大会に向けては日本代表も8万人近い大歓声を想定し、意思疎通を迅速に行うジェスチャーを用意するなど、準備を進めてきた。

100年ぶりのパリ五輪。そのスタートにふさわしい熱狂で、金メダルを目指すフランスの戦いが始まった。