宇野昌磨さん語る「やるからには驚き」「コラボでは終わらせない」アイスダンスの原点

フィギュアスケート男子で五輪メダル3個、世界選手権2度制覇の宇野昌磨さん(28)が、自身がプロデュースするアイスショー「Ice Brave -A TURNING SEASON-」の開催を発表しました。今年7月末から8月中旬まで愛知と東京で全10公演を行います。

昨年のアイスショー初公演から進化を止めないプロスケーターの宇野さん。新しく担当となった同い年の記者が、今回のショーにかける思いから本田真凜さんとアイスダンスを始めた理由まで、その信念を聞きました。

フィギュア




インタビューに応じる宇野昌磨さん(撮影・鈴木みどり)

インタビューに応じる宇野昌磨さん(撮影・鈴木みどり)


今年3月。宇野昌磨さんを2016年から約10年間担当していた松本航記者が退社した。4月からは高校の保健体育教員となり、新天地で新たな一歩を踏み出した。100キロを超える大きな体と、その大きさ以上に周囲をやわらかく包み込む包容力。取材ににじむ温度感は、多くの記事を通して読者の皆さんにもおなじみだろうと思う。

日刊スポーツのフィギュアスケート担当にとっても、大きな支柱だった。その穴による損失は小さくないが、松本記者の思いは残された記者が受け継いでいくしかない。先輩の卒業を機に、「より一層頑張ろう」と改めて背筋が伸びた。

受け継いだのは、思いだけではなかった。この春、担当選手も引き継いだ。宇野さんも、その「一人」だった。松本記者のように寄り添うような取材ができるかはわからないが、恐れ多くも自分なりの向き合い方で精進していく所存だ。


インタビューに応じる宇野昌磨さん(撮影・鈴木みどり)

インタビューに応じる宇野昌磨さん(撮影・鈴木みどり)


「僕はずっと気楽でした」


個人的かつ勝手な話で恐縮だが、担当する前から宇野さんにはどこか縁を感じていた。

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スポーツ

勝部晃多Kota Katsube

Shimane

島根県松江市生まれ。2021年4月入社。高校野球の神奈川担当などを経て、同年10月からスポーツ部に配属。バトル班として新日本プロレスやRIZINなどを担当し、故アントニオ猪木さんへの単独インタビューや武藤敬司氏の引退試合、那須川天心―武尊などを取材した。 23年2月から五輪班に移り、夏季競技はバレーボールを中心に担当。同年秋のW杯や24年夏のVNLなど。冬季競技はフィギュアスケートをメインに務め、全日本選手権は2年連続で取材中。X(旧ツイッター)のアカウントは「@kotakatsube」。