【母の日】御嶽海が天国のマルガリータさんに伝えたいこと「ケガをしないように…」

5月の第2日曜日。夏場所初日は例年、「母の日」と重なります。

御嶽海(33=出羽海)は2025年9月に、フィリピン出身の母、大道マルガリータさんを亡くしました。

母の日を前に、母への思いを聞きました。

大相撲

大関昇進の伝達を受け、会見に応じる御嶽海(中央)。左から母大道マルガリータさん、父春男さん、御嶽海、出羽海親方、親方夫人の麻弓さん(2022年1月26日撮影)

大関昇進の伝達を受け、会見に応じる御嶽海(中央)。左から母大道マルガリータさん、父春男さん、御嶽海、出羽海親方、親方夫人の麻弓さん(2022年1月26日撮影)

◆御嶽海久司(みたけうみ・ひさし)本名・大道久司。1992年(平4)12月25日生まれ、長野県上松町出身。長野・木曽青峰高から東洋大に進み、4年時にアマチュア横綱と学生横綱に輝く。2015年春場所に幕下10枚目格付け出しで初土俵。同年名古屋場所新十両。同年九州場所新入幕。16年九州場所新小結。17年名古屋場所新関脇。22年春場所新大関。優勝3回。殊勲賞6回、敢闘賞1回、技能賞3回。得意は押し。金星2個(日馬富士、鶴竜)。182センチ、175キロ。

白星をプレゼント

御嶽海は毎年、母の日を大切にしてきた。

実家で取組を見てくれる日なら、東京から贈り物を贈った。観戦に訪れていた年は、宿泊先のホテルにカーネーションを贈ったこともある。

今年は―。

御嶽海は「何がいいんだろうね。いつもは白星と何かをプレゼントしたけど…。白星はプレゼントしたい。なにかプレゼントできたらと思います」と話した。

実はまだ、気持ちの整理がついたとは言いがたい。「落ち着きはしないですね。ただ、ずっとそばにいる気持ちは変わりないんで…」。

横断幕を手に御嶽海の出番を待つ母マルガリータさん(右から2人目)(2017年1月11日撮影)

横断幕を手に御嶽海の出番を待つ母マルガリータさん(右から2人目)(2017年1月11日撮影)

早すぎる別れ

母が急に天国へ旅立ったのは、昨年9月のことだった。

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スポーツ

佐々木一郎Ichiro Sasaki

Chiba

1996年入社。特別編集委員室所属。これまでオリンピック、サッカー、大相撲などの取材を担当してきました。X(旧ツイッター)のアカウント@ichiro_SUMOで大相撲情報を発信中。著書に「稽古場物語」「関取になれなかった男たち」(いずれもベースボール・マガジン社)があります。