パリ五輪サッカー女子日本代表なでしこジャパン(FIFAランキング7位)が13日、石川・金沢ゴーゴーカレースタジアムで、ガーナ(同65位)と対戦する。12日は同所で最終調整した。これまで各地の被災地に寄り添ってきたなでしこらしい壮行試合の地で、躍動する姿をみせ、弾みをつけて五輪本番へ向かう。試合後、帰京して14日にパリへ出国する。
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池田監督は、前日会見の中で、能登半島地震のあった石川という地で試合をする意味を問われて、こう答えた。
「声援を受けて出発できるのはありがたいこと。もらった勇気を、逆に我々が今度はパリでみなさんに恩返しできるような、『勇気の交換』をできればなと思います」
チームはこれまで、ひたむきな姿をピッチ内外で見せることで、人々を勇気づけてきた。東日本大震災後の11年W杯優勝は日本中に感動を与えた。当時を知るDF熊谷主将は「自分たちのやっていることが誰かの力になった喜びを知った中で、もっともっと頑張ろうとモチベーションになった」と振り返る。
ロンドン五輪のあった12年は3月に宮城で合宿を行い、仙台で米国戦、阪神淡路大震災のあった神戸でブラジル戦を実施した。大会直前の7月には東日本大震災で液状化で甚大な被害を受けた千葉で合宿。昨年のW杯前にも仙台でパナマと壮行試合を開催した。
元日の地震から7カ月。復興半ばで、今回のガーナ戦を迎える。熊谷は「自分たちの試合で元気、パワーを与えたいし、自分たちがパワーをつけていけたら」。被災地の思いも胸にパリでの戦いに挑む。【佐藤成】



