【ボルドー(フランス)27日(日本時間28日)=佐藤成】男子日本代表がマリを破り、2連勝で準々決勝進出を決めた。年齢制限のないオーバーエージ(OA)を活用せず、23歳以下のメンバーで8強入りは初の快挙となった。

エースFW細谷真大(22=柏レイソル)が突破力でチームを勝利に導いた。

後半37分に右サイドで相手DFをぶち抜くと、中へ高速クロスを供給。FW佐藤恵允(22=ブレーメン)のシュートを相手GKが弾いたところにMF山本理仁(22=シントトロイデン)が詰めてゴールネットを揺らした。「ボールが来た瞬間に相手ディフェンスが来たのわかってましたし、前向いたら自分の良さが出ると思ってたので、どんどん仕掛けていって、クロスもいいクロス上がってたので、決まってよかったかなとも思います」と納得の表情で振り返った。

直前にも右サイドを突破し鋭いクロスで得点機を演出した。大岩ジャパン最多得点者で典型的なストライカーだが、今季はクラブでアシスト数が増えるなど、選手としての幅が広がっている。「重要なところは(点を)取れていないので、そこはもっと貪欲にになっていかないといけないと思っている」と点取り屋の矜持(きょうじ)を示した。

追加タイムにPKを取られた際にはうまく相手にプレッシャーをかけた。「時間をかけて、相手にプレッシャーを与えてたかったですし、情報もあの時間帯に入ってくると思っていた」と意図を説明。柏アカデミー時代からプレーするGK小久保玲央ブライアン(23=シントトロイデン)を“アシスト”した。小久保の圧力を受けた相手が枠外に外し、ピンチを脱出。細谷は「彼がやってくれると信じたので、やっぱりブライアンだなっていうのは感じました」と誇らしく笑った。