午前9時5分開始の第6戦は、日本女子のLS北見が世界ランク1位のカナダに3-8で完敗した。

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 世界ランク1位のカナダは、1次リーグで黒星もあったが、実力的にはNO・1だと思います。この試合ではテークアウトショットの成功率が83%で、隙をみせれば、ダブル、トリプルのテークアウトを着実に成功させる。第5Eは藤沢選手のフリーズ(石と石をくっつける)が少し離れてしまって、4点をとられました。

 前日18日に大会側が石を削ったことで、それまでの情報がリセットされた。LS北見は対応に苦しみました。序盤からカナダに押されていた。カーリングが盛んなカナダでさまざまなアイスを経験している相手の方が、アイスを読む力が上でした。

 この試合は精度の差があったが、LS北見は中盤までいい戦いをしています。初黒星の中国戦も勝ち試合だった。ショット率が安定して、サード吉田知選手とスキップ藤沢選手はミスが出てもお互いにカバーしている。負けても次という気持ちもある。メンタル的にも安定していると感じます。(元日本代表サード)

日本対スウェーデン 試合前に歓声に応える、左から吉田夕、鈴木、吉田知、藤沢(撮影・PNP)
日本対スウェーデン 試合前に歓声に応える、左から吉田夕、鈴木、吉田知、藤沢(撮影・PNP)