6Eの3失点が、もったいなかった。スルーのミスがあり、ハウスの中が相手の石ばかりになりました。強豪相手にスルーがあると、なかなか厳しい状況になります。またテークアウトのショット率が少し下がりました(チーム68%)。ガードの石を払った後、自軍の石をいい形で残せなかった。藤沢選手は今大会好調でショット率はずっといい数字でしたが、この試合は難しいショットを強いられ、下がってしまった。2Eの3点でいいスタートを切っただけに悔やまれます。

 ハーフタイムは、アイスを使わない時間があることで氷の状態が変化します。思ったよりも滑りやすくなることがある。選手たちも当然気をつけていますが、この試合では英国がより早く気づいたといえます。

 スイス戦でやるべきことは決まっているでしょう。目の前のことに集中する。アイスの読みとウエート(石のスピード)です。十分戦える、というよりも勝つ確率が高いと思っています。(元日本代表サード)