フィギュアスケート女子の坂本花織(17=シスメックス)は初のオリンピック(五輪)を「お守りパワー」で突っ走る。リュックサックに約20個のお守りをぶら下げ「守られている感じがあります」と襄陽空港で笑みを振りまいた。

 このアイテムこそが精神安定剤だ。昨年9月、USインターナショナルへ出発する伊丹空港で「こんだけなくなると寂しい…」と頭をかいた。それまで9つのお守りをつけていたが、中野コーチの「1年以上たったし、そろそろ返しに行った方がいいよ」の声で神社に返納。0個で臨んだ大会は169・12点の4位で涙し、友人からもらうお守りの数に比例して、スケートの成績も上がってきた。

 3戦連続210点超えで初優勝した先月下旬の4大陸選手権からも、短期間で2~3個増。9日から始まる団体戦へ「勢いしか良くないと思うので、ズバズバいきたい」とアクセルを力いっぱい踏む。【松本航】