フィギュアスケート男子で平昌五輪(ピョンチャンオリンピック)代表の羽生結弦(ANA)を指導するコーチのブライアン・オーサー氏が6日、五輪会場の江陵アイスアリーナで報道陣の取材に応じ、昨年11月の右足首故障からの復活を目指す羽生が9日に始まる団体を回避する方針であることに「100パーセントの状態に戻すためにあと1週間、時間が必要だった」と理由を説明した。

 オーサー氏は16日にショートプログラム(SP)、17日にフリーが行われる個人種目で、男子で66年ぶりとなる五輪2連覇を成し遂げることが「彼の目標」と話した。年明けに再開した氷上練習については「数週間で全てがかみ合ってきて、よく練習ができている。(試合に向け)楽観的に捉えている」と見通しを語った。

 フィギュア団体の監督会議が6日に行われ、日本は回避する羽生を含め、男子3人、女子2人、ペア1組、アイスダンス1組を全てエントリーした。小林芳子監督は「(羽生は)ここまでよく頑張ってきた」と述べた。