平昌冬季五輪(ピョンチャンオリンピック)のフィギュアスケートでメダル獲得を目指す日本スケート連盟の竹内洋輔強化副部長は7日、フィギュアでは五輪で初めて選手支援の一環としてジャンプやスピンなどの映像を練習中のリンクですぐに確認可能な「映像転送システム」を導入したことを明らかにした。同日の公式練習で男子の宇野昌磨(トヨタ自動車)が何度も映像をチェックする姿があった。

 同連盟のスタッフがリンクサイドで撮影した選手の動画をコーチのタブレット端末に送信。選手は事前に撮影を希望する要素を伝えており、動きの修正に役立てている。昨年4月から強化拠点の練習で取り入れ、五輪を見据えて1月下旬の4大陸選手権で初めて大会でも活用した。

 竹内強化副部長は「ミスした原因をすぐに確かめられる。選手、コーチに好評」と説明した。