平昌五輪(ピョンチャンオリンピック)のフィギュアスケート男子ショートプログラム(SP)を翌日に控えた15日、会場の江陵アイスアリーナで公式練習が行われた。男子は昼、夜と2度の練習が組まれており、夜の練習は一般公開。だが、SPの最終組メンバーで姿を見せたのは金博洋(中国)だけだった。

 66年ぶりの2連覇を目指して右足首の故障から復帰した羽生結弦(23=ANA)が登場すればSPを前に生の滑りを「先取り」できる機会だったが、ファンにとっては肩すかしを食らう格好となった。公式練習では順番にSPの曲が流され、金博洋は途中で練習を終了。羽生のSP「バラード第1番」は結果的に誰もいないリンクに流されることとなり、曲の終了と同時に「キャー」というファンの歓声がこだました。