フィギュアスケートは今日23日、最終種目となる女子フリーが行われる。ショートプログラム(SP)4位の宮原知子(19=関大)も上り調子で運命のフリーを迎える。公式練習では本番衣装でフリー曲「蝶々夫人」の音楽に乗り、次々とジャンプを成功。最終盤の3回転サルコーは転倒したものの「いい感じです。もう一息です」と笑みを浮かべて帰りのバスに乗り込んだ。

 前日21日のSPでは冒頭のルッツ-トーループの連続3回転ジャンプで、課題だった回転不足を克服。同じ連続3回転がフリーでも2つ目のジャンプに組み込まれており、決めきって流れに乗りたいところだ。平昌五輪(ピョンチャンオリンピック)の公式サイトには「Tiny Queen(小さな女王)」と紹介されている。団体前から「それにふさわしい滑りができるように頑張りたいです」と意気込んできた日本のエースが、表彰台に手をかける。