4~8位決定戦で4分3秒471の世界新記録をマークし1着となったオランダが、銅メダルを獲得した。4カ国による決勝でカナダと中国が失格。金メダルを決めた韓国、銀メダルのイタリアに次いで、繰り上がりの表彰台となった。

 同決定戦に臨んだ日本は序盤からハイペースについて行けず、早々に劣勢となった。決勝での2カ国の失格で6位に繰り上がったものの、メダル獲得を目指した種目で、失格をのぞけば最下位と厳しい現実を突きつけられた。

 エース格の菊池純礼(22=トヨタ自動車)は「悔しいとかじゃなく、オランダが強くて、完敗だった。自分たちの力が及ばなかった」。高3で最年少の神長汐音(18=長野・小海高)は「タッチ(引き継ぎ)もあるけれど、個々が強くならないといけない。小さなタッチのミスを詰めていけるぐらいのスピードが必要」と暗いトーンで分析した。