予選が行われ日本勢は4人が出場。平野歩夢(19=木下グループ)、片山来夢(22=バートン)、戸塚優斗(16=ヨネックス)の3人が決勝進出を決めた。ソチ銅の平岡卓(22=バートン)は決勝進出を逃した。

 平野は1回目に87・50の高得点をマークし4位に付けると2回目で95・25を出し3位で予選を通過した。

 片山は1回目に85・50、2回目に90・75を出し5位で決勝進出。

 戸塚は1回目に80・00をマークし10位で決勝進出。

 平岡は1回目に26・00、2回目に75・75を出したが13位。予選通過の12位にあと一歩及ばず決勝進出を逃した。

 予選1位はV候補のショーン・ホワイト(米国)。2回目に驚異の98・50をマークした。

 決勝は明日14日に行われる。

 ◆平野歩夢(ひらの・あゆむ) 1998年(平10)11月29日生まれ、新潟県出身。開志学園出身。160センチ、50キロ。14年ソチ五輪銀メダリスト。16年Xゲーム優勝。昨年の左膝靱帯(じんたい)損傷から復活。12月にW杯2連勝。

 ◆戸塚優斗(とつか・ゆうと) 2001年(平13)9月27日生まれ、神奈川県出身。西谷中-光明学園相模原1年在学。168センチ、58キロ。17-18シーズンW杯開幕戦優勝。今季出場したW杯5戦すべてで表彰台。

 ◆片山来夢(かたやま・らいぶ) 1995年(平7)5月4日生まれ、静岡県出身。東温出身。164センチ、60キロ。15年8月のW杯優勝、16年日本選手権優勝。過去3度のW杯表彰台と実力は十分。

 ◆平岡卓(ひらおか・たく) 1995年(平7)10月29日生まれ、奈良県出身。上宮出身。172センチ、63キロ。14年ソチ五輪銅メダル。昨年の世界選手権4位で今季もW杯表彰台なしと苦しむも代表入り。実績は折り紙付き。

 ◆スノーボード・ハーフパイプ競技メモ

 ▽ルール 雪の斜面を半円状に掘り下げたコースの中で、縁から5~7回ジャンプする高さや回転技の難度、着地を競う。雪上車でつくられた全長約190メートル、深さ6・8メートルのコースを使用する。

 ▽順位決定 予選は2回、決勝は3回演技してベストスコアで争う。6人の審判が1人100点満点で採点し、最高点と最低点を除いた4人の審判の平均点が得点となる。予選の上位12人が決勝へ進出する。

 ▽日程 女子は12日に予選、13日に決勝。男子は13日に予選、14日に決勝。