東京マラソンで2時間5分29秒の日本新記録を樹立した大迫傑(28=ナイキ)を指導するピート・ジュリアン氏がレースから一夜明けた2日、取材に応じた。

中間点を過ぎて、大迫は超ハイペースの先頭集団から1度落ちた。その時をピート氏は「20キロの地点でアメリカに帰ろうと思った」と振り返った。

アメリカンジョークで報道陣の笑いを誘い、「不安になったが、25キロ地点で体の動きを見ている限り大丈夫だと思った」と回想。その予想通り、大迫は息を吹き返し、32キロ過ぎで日本人トップになり、そのまま日本新記録でゴールまで駆け抜けた。ピート氏は「最高でした」とたたえた。