英国の高級紙「THE TIMES」が21年8月の陸上世界選手権(米オレゴン州)が22年まで延期される可能性があると報じたことを受けて24日、関係者が見通しを示した。

「延期は十分にありえる。(21日に)米国陸連が20年東京オリンピック(五輪)の延期要請を米国オリンピック・パラリンピック委員会(USOPC)に求めた時点で、世界陸上と五輪がバッティングすることは十分考えられる。その時点から米国陸連が(世界陸上の延期を)想定していたと考えられる」と話した。

同紙電子版で「来年の(米国)オレゴンでの世界選手権は22年まで延期される可能性がある。これは国際オリンピック委員会が東京五輪を12カ月遅らせることを支援するためだ」としている。21年夏は7月に水泳世界選手権、8月に陸上世界選手権が予定されていた。陸上が22年に延期されれば、東京五輪が1年延期された際の調整が容易になる。コー会長は22日に、IOCや他の競技団体と新たな日程の調整に入る準備があることを表明している。