東京オリンピック(五輪)の男子マラソン代表に内定している中村匠吾(27=富士通)が25日、大会の延期が決まったことを受け、コメントを発表した。

現在の心境について「今年開催してほしい気持ちはあったが、現状では難しいことは納得していた。2021年夏までの開催が決定されたとのことでまずはほっとしている。気持ちを新たに、これからも地道に練習に取り組んでいきたい」。

昨年9月のマラソン・グランドチャンピオンシップ(MGC)を制し、代表内定を勝ち取った。延期になった場合の代表権の扱いは、今後、本格的に検討されていくが、日本陸連の多くの強化スタッフ代表権は失効すべきでないとの持論を持っている。中村も「MGCというプロセスを経て勝ち取った代表内定であり、ぜひ維持していただきたい」とした。