男子の服部勇馬(27=トヨタ自動車)、女子の前田穂南(24=天満屋)、鈴木亜由子(29=日本郵政グループ)、一山麻緒(23=ワコール)の4人の東京オリンピック(五輪)マラソン代表選手が出場した。

北海道でも新型コロナウイルスの感染拡大が顕著となっており、前日4日には今年に入って3番目に多い233人の感染者が出た。うち札幌市は201人で、市民からは開催に対する疑問の声が出ていた。大会前に主催者側が沿道での観戦自粛を呼び掛けていたこともあり、スタートから2周する大通公園の沿道は、人影がまばらだった。

大会を中継した日本テレビではレース前に、海外から参加した選手が出国の前後と、来日後は毎日、PCR検査を受けており、外部との接触も完全に遮断して万全の感染対策を行っていることを強調。レース中にも市民に沿道での観戦の自粛を呼び掛けて、テレビ観戦を促した。