陸上の東京五輪代表最終選考会を兼ねる日本選手権混成競技第1日が12日、長野市営陸上競技場で行われ、男子10種競技は前半5競技を終えて、16年リオデジャネイロ五輪代表の中村明彦(30=スズキ)は4061点の2位発進となった。4種目が終わった女子7種競技は2週間前に日本記録を樹立した山崎有紀(26=スズキ)が3447点で首位だった。

男子10種競技 中村は高望みをしなかった。東京五輪に出るには参加標準記録は8350点をクリアしないといけないが、「出たいですが、出たいと言って出られるものではない。ここから得点を重ねても、無理とは言ってはいけないが0%に近い」。12年ロンドン五輪には男子400メートル障害で、16年リオデジャイロ五輪には10種競技競技で出場した男は、まずは合計8000点を目標とした。左足首も捻挫している。「取りこぼしはできないが、そこを狙いたい」と話した。