NHK前田晃伸会長(76)の定例会見が1日、東京・渋谷の同局で行われた。

同局は、東京オリンピック(五輪)・パラリンピックの放送やサービスを通じて視聴者にメッセージを伝えるとし、そのキャッチフレーズを「私たちは、超えられる。」に決定したと発表した。

担当者は、医療従事者や飲食業界、イベント関係者やアスリートらコロナ禍で奮闘する人々の存在に触れ「その一歩がぜひ実を結び、世界がより良い方向へ向かう年になって欲しいという願いをこの言葉に込めました」と説明。

「越える」ではなく「超える」と漢字をあてたことについては、「『越』の方ですと、塀とか具体的なものを超えるイメージがある。『超』は観念的なことやさまざまなことを超えていくイメージがあると思う。どちらがいいか議論したが、コロナを向き合いつつ、よりよい世界になって欲しいという大きな思いを込めて、こちらの漢字を採用した」と話した。

五輪・パラリンピックに関する番組や、番組ポスター、イベントなどで展開していく予定。