ノルディックスキー・ジャンプ女子の伊藤有希(32=土屋ホーム)が26-27年シーズン限りでの現役引退を決断した。11日、所属先の土屋ホームが発表した。
伊藤はW杯に女子の初年度から参戦。通算10勝を挙げている。五輪は4大会連続で出場。日本女子ジャンプ界をけん引してきた。
土屋ホームによると「27年3月をもって競技生活に区切りをつける決意を固め、ラストシーズンを悔いなく過ごすとともに、皆様へのお礼とご恩返しができるシーズンにしたいと考えております」という。
4度目出場だった2月のミラノ・コルティナ五輪では、試合後に「最後に家族全員で五輪に出ることができてうれしかった」と涙ながらに語る場面があった。
伊藤のコメントは以下の通り。
「2026-2027シーズン(2027年3月末)をもちまして現役競技生活を引退することをご報告させていただきます。4歳で初めて下川超のジャンプ台を飛んでから今まで毎シーズン、前のシーズンの自分を越え、さらに遠くへ飛ぶことができたと思います。その挑戦の中で、昨シーズンは10勝目をあげるという目標も、プラニツァのフライングヒルを飛ぶという夢も叶えることができました。皆さまには、入社から13年間、温かいご声援をいただき、共に世界を目指してくださったことを心より感謝申し上げます。今シーズンも、昨シーズンの自分を越え、世界選手権でのメダル、フライングヒルでのワールドレコードを目指し、最後の1本まで世界一を目指して挑戦し続けます!!」
◆伊藤有希(いとう・ゆうき)1994年(平6)5月10日、北海道下川町生まれ。4歳からジャンプを始め、下川商高から13年4月に土屋ホーム入り。W杯デビューは12年2月ヒンツェンバッハ大会。個人通算267戦に出場し優勝10度、表彰台29度。世界選手権は9大会連続で出場し、13年混合団体金メダル。家族は両親と弟。


