全日本柔道連盟は5日、強化選手を対象にコンプライアンス(法令順守)や反ドーピングの重要性を学ぶ講習会をオンラインで開き、男子66キロ級の阿部一二三(パーク24)など東京オリンピック(五輪)代表ら約100人が参加した。男女各1時間半ずつの講義で、日本代表としての自覚を促した。

例年は年始の強化合宿で実施していたが、新型コロナウイルスが感染拡大する状況を考慮。合宿を取りやめ、講習会のみの実施となった。日本男子の井上康生監督は「柔道界の伝統継承と未来は今の選手たちの行動で決まってくる。自分の目標のために精いっぱい努力して突き進んでもらいたい」と期待した。(共同)