ラグビー7人制男子代表候補の松井千士(ちひと、25=キヤノン)が9日、来夏に延期になった東京オリンピック(五輪)への思いを語った。

都内での練習後、オンライン取材に応じ「ただ(五輪に)出るだけでは満足できない。メダルを取って、自分自身も活躍して世界にアピールしたい」と、1年後の大舞台に向けて気合を入れた。

6月末に社員選手として3年間所属したサントリーを退団し、キヤノンに移籍した。15人制の23年W杯フランス大会も見据え、「ラグビー人生をかけて勝負する」と決意し、プロ契約を結んだ。現在は自身と向き合う時間が増えて、競技に集中できているという。

新型コロナウイルスの影響で、代表候補練習は全国5地域に分散して実施している。2度目の参加となった松井は「代表選考もあるが、全員が同じベクトルを向く必要がある」と指摘し、「ONE TEAM」がさらなる成長につながることを強調した。