東京オリンピック(五輪)への出場を決めたメキシコ代表が、国際サッカー連盟(FIFA)から処分を受ける見通しとなった。ESPN電子版が報じた。

3月25日に行われた五輪予選・米国戦で、メキシコのサポーターが米国の選手に向けてゲイを差別する意味の掛け声を飛ばしたことがFIFAのルールに抵触するという。メキシコサポーターはこれまでも伝統的に相手チームのGKがゴールキックを蹴る時などにこの掛け声を飛ばしていた。

FIFAはすでに同予選メキシコ-ドミニカ共和国戦でも同様の掛け声があったとして調査を行っている。FIFAのルールによると処罰として一番軽いものは罰金で、一番重いものになると五輪出場権剥奪まで可能性があるという。ただメキシコ協会のデルイサ会長は「五輪出場権については何の問題もない」と話している。