東京オリンピック(五輪)の男女サッカー競技の組み合わせ抽せんが21日にスイス・チューリヒで行われ、開催国でE組が決まっていた女子日本代表なでしこジャパンはイギリス、カナダ、チリと同組に入った。

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なでしこジャパンこれまでの歩み

◆1981年6月 初の国際試合・日本0-1台湾(アジア女子選手権=現女子アジア杯)

◆1995年 女子世界選手権(現女子W杯)で1次リーグ3位で決勝トーナメント進出(初戦の準々決勝・米国戦で0-4敗退)。96年アトランタ五輪出場権獲得。

◆1996年 アトランタ五輪1次リーグでノルウェー、ブラジル、ドイツに3連敗で敗退。

◆1999年 女子世界選手権(現女子W杯)1次リーグ敗退で2000年シドニー五輪出場権を逃す。

◆2002年 アジア大会で北朝鮮、中国に続く3位。

◆2003年 アジア女子選手権(現女子アジア杯)で4位。メキシコとの大陸間プレーオフに2戦合計4-2で勝利し、同年のW杯米国大会出場権獲得。W杯本大会では1次リーグでアルゼンチンに勝利したものの、ドイツ、カナダに敗れて敗退。

◆2004年 アテネ五輪アジア予選で中国に次ぐ準優勝。五輪出場を決める。五輪本大会前の7月に愛称「なでしこジャパン」が決定。五輪本大会では決勝トーナメントに進出し、初戦の準々決勝・米国戦で1-2と惜敗。

◆2006年 女子アジア杯(兼07年女子W杯予選)で準決勝でオーストラリアに、3位決定戦で北朝鮮に敗れて4位。W杯出場をかけた大陸間プレーオフに回ることに。同年のアジア大会では北朝鮮に次ぐ準優勝。

◆2007年 メキシコとの大陸間プレーオフで2戦合計3-2で勝利し、W杯中国大会出場が決定。また北京五輪アジア予選でも五輪出場権を獲得。9月のW杯本大会では1勝1分け1敗で1次リーグ敗退。12月に大橋浩司監督の任期満了で佐々木則夫監督が就任。

◆2008年 東アジア女子選手権で優勝。北京五輪では1次リーグ3位で決勝トーナメントに進み、初戦の準々決勝中国戦に2-0で勝利。準決勝で米国に2-4で敗れ、3位決定戦ではドイツに0-2で負けた。

◆2010年 東アジア女子選手権を連覇。5月の女子アジア杯で3位となり、翌年のW杯ドイツ大会出場権獲得。12月のアジア大会では北朝鮮を下して初優勝。

◆2011年 W杯ドイツ大会1次リーグでイングランドに敗れたものの、ニュージーランドとメキシコに勝って決勝トーナメントに進出。準々決勝ドイツ戦、準決勝スウェーデン戦に勝利して決勝進出。決勝では米国相手に宮間あや、澤穂希のゴールで2-2とし、PK戦の末に初優勝を飾った。8月に国民栄誉賞受賞。9月のロンドン五輪予選では4勝1分けの1位で五輪出場権獲得。

◆2012年 ロンドン五輪では1勝2分けで決勝トーナメント進出。準々決勝でブラジル、準決勝でフランスに勝ち、米国との決勝では1-2で敗れて銀メダルを獲得した。

◆2014年 女子アジア杯で準決勝で中国、決勝でオーストラリアを破り、初優勝。

◆2015年 女子W杯カナダ大会に出場。3戦全勝で決勝トーナメントに進出。オランダ、オーストラリア、イングランドに勝って米国との決勝に進んだ。決勝は2-5で敗れて準優勝だった。

◆2016年 リオ五輪アジア最終予選で2勝1分け2敗の3位に終わり、五輪出場権を逃す。その後、佐々木則夫監督が退任。U-20代表を率いていた高倉麻子が監督に就任した。

◆2018年 女子アジア杯で1次リーグ1勝2分けで決勝トーナメント進出。準決勝で中国、決勝でオーストラリアを下して連覇を達成した。同年のアジア大会でも決勝トーナメントで北朝鮮、韓国、中国を破って優勝した。

◆2019年 W杯フランス大会1次リーグを1勝1分け1敗で突破。決勝トーナメント1回戦で準優勝したオランダに1-2で敗れた。同年の東アジア選手兼では決勝ラウンド3戦全勝で優勝した。