東京五輪で卓球女子団体代表の平野美宇(21=日本生命)が10日、オンライン会見に臨み、同い年の友人である競泳池江璃花子について「尊敬している選手で仲も良い。一緒に五輪で良い結果を残して盛り上げて行けたらと思う」と共闘を誓った。

その池江はSNSで匿名者から、五輪開催への反対を求めるメッセージが寄せられた。そのことも踏まえ、新型コロナウイルスが収まらない状況下での五輪開催に賛否が分かれている状況に「いろいろな意見があることはすごく分かる。でも選手はコントロールできない。自分ができること、感染対策だったり、練習をして良い状態で五輪に臨むことが一番。あまり意識しすぎても良くないので、意識しすぎないようにしている」と述べた。

来月17~20日に千葉県旭市で行われるアジア選手権(9月=ドーハ)の代表選考会には出場しないことを明かした。五輪直前なので調整を優先したいとの理由。五輪直前期に実戦がないままで、ぶっつけ本番となるが「練習から実戦を意識している。自分は練習で自信が付いた時は、試合でも調子がよい」と不安はなかった。【三須一紀】