【日の丸も夢】4割1分7厘 冷静と情熱の吉田正尚「準備、整理、間合い、積極的…」

世界のマッチョマ~ンは絶好調! 吉田正尚外野手(29=レッドソックス)は、1次ラウンド韓国戦とチェコ戦で、侍ジャパン初となるWBCでの2試合連続決勝打を放ちました。オーストラリア戦では無安打に終わったものの、4試合で打率4割1分7厘、8打点を記録。全体練習を再開した14日には、練習後に記者会見に出席しました。ノーカットでお届けします。

プロ野球

◆吉田正尚(よしだ・まさたか)1993年(平5)7月15日生まれ、福井県出身。敦賀気比では1年夏と2年春に甲子園出場。青学大を経て15年ドラフト1位でオリックス入団。定位置を確保した18年から3年連続全試合出場。20、21年に首位打者、21、22年には最高出塁率も獲得。18~21年にベストナイン選出。21年から選手会長に就任し、2年連続のリーグ優勝と22年の日本一に大きく貢献。日本代表としては19年プレミア12優勝、21年東京五輪では金メダル獲得。ポスティングシステムを利用して23年から5年契約でレッドソックスへ移籍した。173センチ、85キロ。右投げ左打ち。

「状態は上がってます」

――チーム状態などは

全勝しまして、チームの雰囲気も盛り上がっている。少し体も休めまして、次もイタリアに決まりましたので、そこに調整している段階です。

――自身の好調の要因は

いい結果、悪い結果、それぞれあるんですけど、そこをすぐ切り替えて。1球、1球、集中しながら迎えていかないと、と思います。コンディショニング的にも状態は上がってますので、準備というところはしっかり意識しながら試合に臨んでます。

――対戦しない選手が相手。データはどれだけ頭に

データ的には少ないですけど、ある中で頭の中、整理して。打席に入ると受け身になりがちなので、自分の間合いや感覚を大事にしながら打席に向かっています。

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