【日本ハム松本剛】順調なら国内FA権も「ファイターズは…いたい。やっぱ好きなんで」

日本ハムの選手会長、松本剛外野手(31)のロングインタビューです。

2月1日からスタートした沖縄・名護キャンプでのチームや新庄剛志監督(53)の雰囲気、昨季の自身の成績を踏まえて取り組んでいる打撃の課題、そして25年シーズン中にも取得する国内FA権への思いなどを語ってもらいました。

プロ野球

◆松本剛(まつもと・ごう)1993年(平5)8月11日、埼玉県川口市生まれ。帝京では09年夏、10年春、11年夏に甲子園出場。3年時には主将を務めた。11年ドラフト2位で日本ハム入団。13年10月4日ソフトバンク戦(札幌ドーム)でプロ初出場。17年アジアプロ野球チャンピオンシップ日本代表。22年は打率3割4分7厘で首位打者、ベストナインを獲得。22年オフに日本ハム選手会長に就任。通算707試合、578安打、打率2割7分、14本塁打、150打点、68盗塁。180センチ、84キロ。右投げ右打ち。今季推定年俸1億1000万円。

「雰囲気すごくいい。自信はみんなある」

―今年のキャンプの雰囲気はどんな感じですか

雰囲気はすごくいいと思いますし、やっぱり昨年2位で終われたっていうのは、なんて言うんですかね、2位の悔しさっていうのもちろんありますけども、やっぱ2位で終えたっていうのは自信に変わっている部分はみんなあるのかなと思います。

―チームカラー通りの明るさ

明るさもすごくありますし、みんな自信を持って臨んでいるのを、すごく感じます。

―今年は4日の紅白戦がチーム初実戦。昨年までに比べると遅めだった

むしろ早かったんで、今までは(笑い)。

まあ全然ちょうどいいかなっていう。

―今年の新庄監督の雰囲気は過去3年と比べて違いは感じますか

いや、まだ…う~ん、すごく難しいですけど、監督なりにやっぱもう手応えを感じているんだろうなっていうのは感じます、見ていて。

―どんなところに

どっしりしてるというか。僕が言えることか分かんないですけど、ある程度、監督の中でも、もう3年やっているので、シーズンのイメージというか今年はこういうシーズンを送るっていうのは、たぶんイメージ的にはできているんだと思いますし、そこのピースに誰が当てはまるのかを見極めているのかなって感じはあります。

―キャンプに入ってからコミュニケーションを取ったりは

いや、今年は全然しゃべってないですね。

あんまりグラウンドにも来てない日が多いですし。あんま大した話はしてないですね。

―練習の時とかも特に話したりもせず

全然。

野球の話しか、してないですね。野球の話っていうか、去年の話。

―その辺はこれまでと比べたら、だいぶ変わってきたところ

うん、そうですね。

たぶん気になったら言う方だと思うので、気になる点が少なくなってきているのはいいことなのかなと思いますけど。

レギュラー白紙「キャンプからオープン戦含め勝負」

―新庄監督は今季についてレギュラー白紙を明言している

もう、それに関しては監督が言う、言わない関係なく、昨年1年間で、なんて言うんですかね、すごく“いい危機感”というか、そういうのを感じるシーズンでもあったんで、僕、個人的には。

なんで、もちろんキャンプからオープン戦含めて勝負だなっていうふうには思っていますし、チームが日本一を目指していく中で、まずはセンターのレギュラーをしっかりつかみ取るっていうところが、僕の今年のスタートかなというふうには思っています。

―日本ハムの外野陣はそれぞれに特長があって争いが激しい

やっぱり能力の高い選手が多いのは事実ですし。見ていてもね…うーん、能力値でいったら僕より優れている選手はたくさんいるなっていうのは感じるので。

僕はでも、もともとタイプ的に、じゃあバッティング練習をやっているからすごいなって思われるタイプでもないし、守備練習をやっているからすごいなって思われるタイプでもないので、それは一番自負していますし。

あらためて、ここから実戦を積んでいく中で、やっぱり必要だなと思ってもらえる選手になるしか、僕は試合に出る道はないと思っているので。より一層、そこにこだわってやっていきたいなと思っています。

―他の外野手と比べて、たけている部分と自負しているところは

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1983年生まれ。岐阜・多治見出身。05年に北海道日刊スポーツ新聞社へ入社。総務部を経て11年1月から日本ハム担当。21年4月から東京勤務で遊軍。23年12月に北海道へ帰任し、再び日本ハム担当。
幼少期から中日ファン。人生初の野球観戦はナゴヤ球場の右翼外野席最前列。初めて買ってもらったメガホンを、目の前のフェンスにたたきつけながら応援して壊してしまった記憶がある。三塁側内野席で観戦した時は、外野席のように声を張り上げて応援していると「よく頑張っているね」と初見のおばさんからみかんを頂いたのも、いい思い出。あの時に憧れたカクテル光線に照らされた非日常空間が職場となっているのは、今でも不思議な感覚。