【日本ハム達孝太】ネクストブレーク候補に太鼓判 育成左腕の魔球「めっちゃ良い」

昨季8勝とブレークした日本ハム達孝太投手が、ネクストブレーク候補として渋谷純希投手をイチオシしました。1月下旬、2軍本拠地の千葉・鎌ケ谷でブルペン入りした育成2年目の道産子左腕の投球をチェックしました。質の高い、浮き上がるような高めの真っすぐを絶賛しました。1日からは沖縄でキャンプインし、渋谷自身も自負するストロングポイントの精度を高めて、今季中の支配下登録へ向けてアピールすることを誓いました。

プロ野球

新庄監督が見つめる中、ブルペンで投球する達(撮影・黒川智章)

新庄監督が見つめる中、ブルペンで投球する達(撮影・黒川智章)

★達が絶賛した渋谷の魅力

  • 高めの直球が打ちづらい理由をデータで解説
  • VAAとは リリースポイントの秘密
  • 支配下登録へ 渋谷が磨く「宝刀」

◆達孝太(たつ・こうた)2004年(平16)3月27日、大阪府出身。小学4年から軟式野球チームに入り、中学では泉州阪堺ボーイズに所属。天理高に進学し、3年春のセンバツ大会に出場。宮崎商との1回戦で完投。2回戦の健大高崎戦では2安打完封、仙台育英との準々決勝は8回3失点と好投。21年ドラフト1位で日本ハムに入団。22年9月25日楽天戦(札幌ドーム)でプロ初登板初先発。プロ2度目の先発となった24年10月3日ロッテ戦(ZOZOマリン)で5回3安打無失点に抑え、プロ初勝利。昨季は16試合に登板し、8勝2敗、防御率2・09。プロ通算18試合で9勝2敗、防御率1・95。194センチ、101キロ。右投げ右打ち。今季推定年俸4200万円。


◆渋谷純希(しぶや・じゅんき)2006年11月25日、帯広市生まれ。帯広豊成小3年時に豊成ファイターズで野球を始める。帯広農では1年春からベンチ入り。24年育成ドラフト2位で日本ハム入団。昨季はイースタン・リーグで7試合に登板し、0勝1敗、防御率8・59。182センチ、87キロ。左投げ左打ち。今季推定年俸260万円。

1月21日 2軍本拠地の千葉・鎌ケ谷の室内練習場で笑顔を見せる達(撮影・木下大輔)

1月21日 2軍本拠地の千葉・鎌ケ谷の室内練習場で笑顔を見せる達(撮影・木下大輔)

高めの直球に目を奪われた

達は思わずつぶやいた。「渋谷、めっちゃ良いですね」

鎌ケ谷の室内練習場のブルペン。自身もキャッチボールの延長線として傾斜を使って投げた後に、渋谷もやってきた。年明け初めて捕手を座らせての本格投球を行った後輩左腕の投球に目を奪われた。

「今のボール、良かった」

そう絶賛したのは渋谷が高めに投じた直球だ。

「渋谷くらいの身長で投げる高めの真っすぐってバッターが打ちづらいんですよ」。

リリースポイントから打者の手元に投球が届くまでの軌道が、ほぼ落ちないのが渋谷の高め直球の特長だ。

鎌ケ谷でブルペン入りした渋谷

鎌ケ谷でブルペン入りした渋谷

VAAの数値がいい「浮き上がってくるようなイメージ」

達は渋谷の高め直球が優れている理由をデータ面で説明してくれた。

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1983年生まれ。岐阜・多治見出身。05年に北海道日刊スポーツ新聞社へ入社。総務部を経て11年1月から日本ハム担当。21年4月から東京勤務で遊軍。23年12月に北海道へ帰任し、再び日本ハム担当。
幼少期から中日ファン。人生初の野球観戦はナゴヤ球場の右翼外野席最前列。初めて買ってもらったメガホンを、目の前のフェンスにたたきつけながら応援して壊してしまった記憶がある。三塁側内野席で観戦した時は、外野席のように声を張り上げて応援していると「よく頑張っているね」と初見のおばさんからみかんを頂いたのも、いい思い出。あの時に憧れたカクテル光線に照らされた非日常空間が職場となっているのは、今でも不思議な感覚。