【日本ハム山県秀】ドラ5新人 涙の真相「やっぱりスクイズ失敗が一番…悔しくって」

日本ハムのドラフト5位、山県秀内野手(23)は4月15日にプロ初昇格を果たしてから1軍で貴重な経験を積む日々を送っています。5月9日楽天戦(エスコンフィールド)では試合後に涙がこぼれた場面もありました。その試合後と翌朝。思わず込み上げてしまった理由を率直に語ってくれました。

プロ野球

◆山県秀(やまがた・しゅう)2002年(平14)5月1日、新潟・三条市生まれ、東京・国分寺市出身。4歳から野球を始め、東京・国分寺第二中時代は稲城シニアでブレー。早大学院では1年秋からレギュラー。甲子園出場はなし。早大では2年秋からレギュラー。4年春にベストナイン。24年ドラフト5位で日本ハム入団。野球と並行して姉の影響で小2からピアノを始め、早大2年まで週1回、教室に通う。得意な曲はショパンの幻想即興曲。6歳から小6まで体操教室に通う。早大では商学部に在籍し、投資などの際の企業のリスクマネジメントについて研究。目標の選手は鳥谷敬。50メートル走は6秒1。好きな有名人はLittle Glee Monster。176センチ、80キロ。右投げ右打ち。

コーチと話しながら落涙シーン…テレビ中継にも

■5月9日 〇日本ハム2―1楽天(エスコンフィールド)

※先発の金村尚真投手が今季3度目の完投勝利で3勝目。山県内野手は8番遊撃でフル出場も5回の守備で悪送球があり、プロ初失策。その裏の攻撃ではセーフティースクイズを3球連続で失敗。試合終了直後にベンチで谷内亮太内野守備走塁コーチに呼び止められ、話しながら涙を流すシーンがテレビ中継でも映しだされた。

5月9日、楽天戦で右前打。先制点につなげた

5月9日、楽天戦で右前打。先制点につなげた

先制演出右前打「あそこに転がってくれて良かった」

―2回は先制点につながる右前打

やっぱり後ろにつなげたい思いというか、自分があそこからロングを打ってつなげるよりかは、単打なりでチャンスを拡大させるようなバッティングができればいいなと思って打席に入って。

当たりは良くなかったと思うんですけど、あそこに転がってくれて良かったなっていう感じです。

送球ミスは「今の実力が出た」

―守備の方では、5回に送球ミス

自分が焦って腕が間に合ってこなかったので、送球が横にそれてしまって。谷内コーチと話しながら、自分の今の実力が出たかなっていうミスだったなって(思った)。

結構ギリギリのプレーだったんで焦って…タイミングはアウトにできたんで、そこをしっかり送球(すること)。(一塁手が)伸びれるところに投げられるようにこれから練習していくだけかなと思います。

5月9日、楽天戦でバント失敗し三振に終わる

5月9日、楽天戦でバント失敗し三振に終わる

3球連続セーフティースクイズ失敗「一番の課題」

―5回の攻撃で3球連続でセーフティースクイズがファウルになって失敗した場面は、打席に向かう前に新庄監督から「頼むぞ」っていう感じで言われていた?

そうですね。1回、ピッチャーが(先発滝中から今野に)代わってベンチに戻った時に「セーフティースクイズ準備しといて」っていう話と「エンドラン準備しといて」っていう話があったんで。

本文残り75% (3293文字/4415文字)

1983年生まれ。岐阜・多治見出身。05年に北海道日刊スポーツ新聞社へ入社。総務部を経て11年1月から日本ハム担当。21年4月から東京勤務で遊軍。23年12月に北海道へ帰任し、再び日本ハム担当。
幼少期から中日ファン。人生初の野球観戦はナゴヤ球場の右翼外野席最前列。初めて買ってもらったメガホンを、目の前のフェンスにたたきつけながら応援して壊してしまった記憶がある。三塁側内野席で観戦した時は、外野席のように声を張り上げて応援していると「よく頑張っているね」と初見のおばさんからみかんを頂いたのも、いい思い出。あの時に憧れたカクテル光線に照らされた非日常空間が職場となっているのは、今でも不思議な感覚。