【阪神石井大智】直筆イラスト付き!プロ野球記録を『投げるエンジニア』自ら投球解説

阪神の旬の話題を掘り下げる随時企画「虎を深掘り。」。今回は失敗しない男・石井大智投手(28)です。8月17日巨人戦(東京ドーム)で連続無失点試合「40」のプロ野球記録を樹立。なぜ点をやらないのか? 令和の虎に現れた「投げるエンジニア」が自らの投球を解説。独特の考え方に、快記録の一端が見えました。

プロ野球

◆石井大智(いしい・だいち)1997年(平9)7月29日生まれ、秋田市出身。小3から野球を始め、秋田東中では成田翔(現ヤクルト)とチームメート。秋田高専を経て、18年から四国IL・高知でプレー。20年ドラフト8位で阪神入団。21年3月26日ヤクルト戦で1軍デビュー。175センチ、80キロ。右投げ右打ち。

異次元の活躍 「失点しない」メカニクス

8月17日の巨人戦で、40試合連続無失点としプロ野球記録を樹立

8月17日の巨人戦で、40試合連続無失点としプロ野球記録を樹立

当企画の石井関連は実質の第3弾。今年の異次元の活躍を受け、改めて深掘りすると、より深い「失点しない」ためのメカニクスが明らかになってきた。

投げ方はフォームも投球パターンもオーソドックスに映る。球種の割合は、スピン数の多い最速155キロの速球が半分。変化球はスライダー、フォーク、シンカー、ナックルカーブ。今季の被打率は1割5分9厘。得点圏に走者を背負うと24打数2安打の8分3厘に下がる。要所で「間違いがない」投手と言える。

ボールの質と制球力は生命線。では、どんな感覚で投げているのだろうか。聞いて驚いた。最も意識しているはず、と想像していた「リリース」への意識が、ほぼないという。

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1977年6月生まれ、長野市出身。2003年入社。
約20年の取材歴の大半が野球担当。記者としては阪神、広島、オリックス、中日、高校野球などを歴任。現在は大阪を拠点に阪神担当を務める。
取材で意識していることは「見えないものを見る」。アスリートの魅力、競技の奥深さを広い世代に届けたい。 趣味は旅行、料理、立ち飲み、お笑い、ドラマ、ウオーキング。喫緊の課題は高血圧。