【離島ルポ・後編】裸の近本光司と沖永良部「みへでぃろ」の心 甲子園ではできないこと

阪神近本光司外野手(31)が今年も鹿児島の離島・沖永良部島で自主トレを行っている。人口1万人町のこの島がなぜ彼を引きつけるのか。自然豊かなふるさとで、いきいきと生活する島の子どもたち。競技人口が減る離島の少年野球の現状とは。1月に島を訪れた記者が訪島ルポを前後編でつづる。

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グラウンドでダッシュする近本

グラウンドでダッシュする近本


沖永良部は「風が強いのもこの島特有」


記者が沖永良部を訪れた2日目、日焼けするほどの日差しだった前日とは打ってかわって、島にはものすごい強風が吹き荒れていた。

近本が解説する。

「風があったので体感的には寒く感じましたね。太陽が出たらめちゃくちゃ寒くはないんですけど、沖永良部ってそういうもんだと思っているので。風が強いのもこの島特有。山が低いから海風がすごく通る」

海の両岸が近く、ダイレクトに冷たい風がグラウンドに吹き付けるイメージ。

潮の香りはさすがに届かないが、船の上で感じるような「ほぼ海風」だった。


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1977年6月生まれ、長野市出身。2003年入社。
約20年の取材歴の大半が野球担当。記者としては阪神、広島、オリックス、中日、高校野球などを歴任。現在は大阪を拠点に阪神担当を務める。
取材で意識していることは「見えないものを見る」。アスリートの魅力、競技の奥深さを広い世代に届けたい。 趣味は旅行、料理、立ち飲み、お笑い、ドラマ、ウオーキング。喫緊の課題は高血圧。