拡大ベースの影響を阪神大山悠輔はこう見る 各球団の攻防にも注目

MLBにならって今季から日本プロ野球でも拡大ベース(通称・統一ベース)導入されます。1辺が7・6センチも広がった平べったいベースで、メジャーのように盗塁数の増加が見込まれるなど「走者有利」が伝えられますが、現実的にはどんな影響があるのでしょうか。たかが、されどの数センチ。2度のゴールデングラブ賞を受賞した名手・阪神大山悠輔内野手(31)が興味深い意見を明かしました。ベース近辺を巡る各球団の攻防にも注目したいところです。

プロ野球

★拡大ベース導入で変わる野球の現場

  • 名手・大山が語った拡大ベースへの切実な思い
  • 守備側から見た統一ベースの技術的影響
  • 各球団が進める対応策と今後の注目点

高校野球で起きた衝撃の骨折事故

3月22日 高校野球センバツ大会で、打者走者と交錯する山梨学院の一塁手菰田陽生

3月22日 高校野球センバツ大会で、打者走者と交錯する山梨学院の一塁手菰田陽生

目をそむけたくなるシーンだった。高校野球センバツ大会でプロ注目の山梨学院の菰田陽生選手が一塁守備で左手首を骨折した。内野手からの送球を受けた際、走ってきた打者走者とミットを持つ左手が接触した。

本塁側に送球がそれた際、一塁手は捕球した流れで、走者に直接タッチにいく。かなりの頻度で起きるプレーで、故障のリスクが高いことで知られる。

今季からNPBでは拡大ベースが導入される。塁間が縮まり、手や足を滑り込ませる幅が広がることで「走者有利」が伝えられる。だが実は守る側にもメリットがあるという。阪神で一塁を守る大山が以前、興味深い意見を明かしていた。

24年7月5日、阪神対DeNA 一塁手大山悠輔(右)はタッチにいくも打者走者梶原昂希に左手を持っていかれる

24年7月5日、阪神対DeNA 一塁手大山悠輔(右)はタッチにいくも打者走者梶原昂希に左手を持っていかれる

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1977年6月生まれ、長野市出身。2003年入社。
約20年の取材歴の大半が野球担当。記者としては阪神、広島、オリックス、中日、高校野球などを歴任。現在は大阪を拠点に阪神担当を務める。
取材で意識していることは「見えないものを見る」。アスリートの魅力、競技の奥深さを広い世代に届けたい。 趣味は旅行、料理、立ち飲み、お笑い、ドラマ、ウオーキング。喫緊の課題は高血圧。