【佐藤駿の言葉/一夜明け現地発】携帯いじっているだけの3カ月、何してんのかなって

フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第4戦英国大会で、2月に左肩を手術した佐藤駿(18=明治大)が3位に食い込みました。次戦の第6戦フィンランド大会では、GPファイナル進出も懸かります。現地シェフィールド限定の一夜明け取材ではリハビリの過程、同じ仙台出身でプロに転向した羽生結弦さん(27)への思いなどを明かしました。

フィギュア

<GPシリーズ第4戦英国大会>男子シングル3位:佐藤駿一夜明け会見

英国大会男子シングル成績


順位選手SPフリー合計
1ダニエル・グラスル86.85177.50264.35
2デニス・バシリエフス83.01171.55254.56
3佐藤駿82.68166.35249.03
4島田高志郎80.84166.33247.17
5壷井達也76.75149.38226.13
6ローマン・サドフスキー89.49129.86219.35
7ジミー・マー77.72136.75214.47
8モリス・クビテラシビリ56.42138.83195.25
9樋渡知樹66.68122.05188.73
10コーリー・キルケリ62.97119.84182.81
11グラハム・ニューベリー64.30116.12180.42
12エドワード・アップルビー62.52117.61180.13
フリーから一夜明けて思いを語る佐藤駿

フリーから一夜明けて思いを語る佐藤駿

「表彰台乗りたい」かなえた3位

――大会を振り返って

佐藤 まず、目標だった表彰台に乗ることができてホッとしています。3位と4位では雲泥の差。「表彰台に乗りたい」という気持ちが強かったので、今はホッとしています。

――3位と4位の差とは

佐藤 去年のグランプリシリーズは1戦目が4位。「去年の成績よりも良い順位がいい」と思っていました。初戦で3位という順位が取れたので「去年より成長しているのかな」と思う。良かったです。

――成長の部分は

佐藤 去年に比べてジャンプに自信を持てるようになったと思います。ミスを引きずらなくなったり、ショート(プログラム)もフリーも、ミスはあったんですけれど、ミスを最小限に抑えられたかなと思う。そういった部分で、後半のジャンプとかに自信がつきました。

――ケガのブランクを経て、この結果は自信になる

大学までラグビー部に所属。2013年10月に日刊スポーツ大阪本社へ入社。
プロ野球の阪神を2シーズン担当し、2015年11月から西日本の五輪競技やラグビーを担当。
2018年平昌冬季五輪(フィギュアスケートとショートトラック)、19年ラグビーW杯日本大会、21年東京五輪(マラソンなど札幌開催競技)を取材。
21年11月に東京本社へ異動し、フィギュアスケート、ラグビー、卓球などを担当。22年北京冬季五輪もフィギュアスケートやショートトラックを取材。
大学時代と変わらず身長は185センチ、体重は90キロ台後半を維持。体形は激変したが、体脂肪率は計らないスタンス。