【代々木発】“関東3羽がらす”がそろった夜「こんな漫画みたいな展開、あるんだな」

フィギュアスケートの全日本選手権(東京・代々木第一体育館)男子で、幼なじみの3人が表彰台を独占しました。

12月20日のフリーを終え、鍵山優真(22=オリエンタルバイオ/中京大)が2連覇。26年2月のミラノ・コルティナ五輪代表に内定すると、同学年の佐藤駿(21=エームサービス/明治大)が2位、三浦佳生(20=オリエンタルバイオ/明治大)が3位と、ともに初のメダルで続きました。

過去の取材と合わせて、現地発のコラムでお届けします。

フィギュア

〈フィギュアスケート:全日本選手権〉◇12月20日◇第2日◇東京・代々木第一体育館◇男子フリー



フォトセッションで笑顔でポーズを決める、左から2位の佐藤、優勝の鍵山、3位の三浦(撮影・前田充)

フォトセッションで笑顔でポーズを決める、左から2位の佐藤、優勝の鍵山、3位の三浦(撮影・前田充)




「グッときますよね…」


12月20日、午後11時。

男子メダリスト会見を終えると、会場の玄関に佐藤を支えてきた関係者の姿があった。

その人は、雑談の中でつぶやいた。

「普段、感情を出さない人の、ああいうのを見ると、グッときますよね…」

演技後の取材エリアでも、佐藤にはいつもの冷静さがあった。

今後の課題も挙げながら、翌22日夜に控えた五輪代表発表に向けて「もうやりきったので、あとは結果を待つだけだと思います」と口にしていた。

ほどなくして、表彰式が始まった。

名前が呼ばれ、氷上を滑って観衆にお辞儀をする。

異なる大会で何度もやってきた動きだが、その目には涙があった。

見る人の心を揺さぶる光景だった。

泣いた理由は、メダリスト会見で明かされた。


表彰式で笑顔で写真に納まる優勝の鍵山(中央)。左は2位の佐藤、右は3位の三浦(撮影・前田充)

表彰式で笑顔で写真に納まる優勝の鍵山(中央)。左は2位の佐藤、右は3位の三浦(撮影・前田充)

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大学までラグビー部に所属。2013年10月に日刊スポーツ大阪本社へ入社。
プロ野球の阪神を2シーズン担当し、2015年11月から西日本の五輪競技やラグビーを担当。
2018年平昌冬季五輪(フィギュアスケートとショートトラック)、19年ラグビーW杯日本大会、21年東京五輪(マラソンなど札幌開催競技)を取材。
21年11月に東京本社へ異動し、フィギュアスケート、ラグビー、卓球、水泳などを担当。22年北京冬季五輪(フィギュアスケートやショートトラック)、23年ラグビーW杯フランス大会を取材。
身長は185センチ、体重は大学時代に届かなかった〝100キロの壁〟を突破。体形は激変したが、体脂肪率は計らないスタンス。