【佐藤駿の言葉/一夜明け現地発】着替えもできなかった北京五輪の頃「そこからの…」

【エスポー(フィンランド)=松本航】フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ最終第6戦フィンランド大会で、男子の佐藤駿(18=明治大)が初のGPファイナル(12月8日開幕、イタリア・トリノ)進出を決めました。

第4戦英国大会の3位に続き、今大会は2位。現地エスポー限定の一夜明け取材では、2月に左肩を手術してからの思いはもちろん、3年前、今回のファイナルと同じトリノの地でジュニアGPファイナル優勝を飾った過去について振り返りました。

フィギュア

<GPシリーズ第6戦フィンランド大会>男子シングル2位:佐藤駿一夜明け会見

【フィンランド大会男子シングル成績】


順位名前SPフリー合計
1イリア・マリニン85.57192.82278.39
2佐藤 駿81.59180.62262.21
3ケビン・エイモズ88.96166.73255.69
4壷井達也78.82166.08244.90
5カムデン・プルキネン72.45157.47229.92
6ニコライ・マヨロフ69.94139.61209.55
7アーレット・レバンディ72.67136.83209.50
8キーガン・メッシング80.12124.90205.02
9バルター・ビルタネン69.15134.87204.02
10アレキサンドル・セレフコ66.96132.51199.47
11本田ルーカス剛史67.92129.98197.90
12モリス・クビテラシビリ62.42134.38196.80
フリーの演技をする佐藤駿(AP)

フリーの演技をする佐藤駿(AP)

「イギリス大会きっかけに自信が戻った」

――フリーから一夜明けた

佐藤 しっかりとノーミスの演技をようやくできたので、自信にもつながって、かなり自信がついたと思います。次はファイナルがあるんですが、ファイナルでもしっかりと自分の思い描くような、いい演技ができるように頑張りたいと思います。

――自分なりにグッと上がってきたきっかけは

佐藤 そうですね、イギリス大会をきっかけに自分の中でも自信が戻ってきた。フィンランドもすごく体の調子を良くもっていくことができたので、それもあって、しっかりとコンディションを整えて挑めたのが大きな要因だったかなと思います。

――ファイナルのことは試合前時点で意識していなかった。言い聞かせていたのか

大学までラグビー部に所属。2013年10月に日刊スポーツ大阪本社へ入社。
プロ野球の阪神を2シーズン担当し、2015年11月から西日本の五輪競技やラグビーを担当。
2018年平昌冬季五輪(フィギュアスケートとショートトラック)、19年ラグビーW杯日本大会、21年東京五輪(マラソンなど札幌開催競技)を取材。
21年11月に東京本社へ異動し、フィギュアスケート、ラグビー、卓球などを担当。22年北京冬季五輪もフィギュアスケートやショートトラックを取材。
大学時代と変わらず身長は185センチ、体重は90キロ台後半を維持。体形は激変したが、体脂肪率は計らないスタンス。