【河辺愛菜の言葉/一夜明け現地発】「大ざっぱ」な性格 スケートでは「直さないと」

【エスポー(フィンランド)=松本航】フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ最終第6戦フィンランド大会で、女子の河辺愛菜(18=愛知・中京大中京高)が3位に入りました。

昨季は北京五輪(オリンピック)、世界選手権と大舞台を経験しながら悔しい演技が続きました。今季から生まれ育った名古屋に拠点を移し、樋口美穂子コーチに師事。現地エスポー限定の一夜明け取材では自らの性格を「大ざっぱ」と分析し、今後の伸びしろについても詳しく語りました。

フィギュア

<GPシリーズ第6戦フィンランド大会>女子シングル3位:河辺愛菜一夜明け会見

【フィンランド大会女子シングル成績】


順位名前SPフリー合計
1三原舞依73.58130.56204.14
2ルナ・ヘンドリックス74.88129.03203.91
3河辺愛菜67.03130.38197.41
4紀平梨花64.07128.36192.43
5マデリヌ・シザ65.19122.65187.84
6リンゼー・トルングレン65.75117.48183.23
7アナスタシヤ・グバノワ56.03110.54166.57
8ブラディー・テネル60.64103.34163.98
9イエニ・サリネン59.6995.95155.64
10ヤンナ・ユルキネン42.89111.56154.45
11リンネア・セデル55.6396.28151.91
12エワ・ロタ・キーブシュ49.2789.62138.89
河辺のSPの演技(AP)

河辺のSPの演技(AP)

全日本ではトリプルアクセルを

――手応えが生まれたフリーから一夜明けて

河辺 エキシビションの練習の時に「やっと上位にいけたんだな」という実感がわいてきました。

――今後につながる部分は

河辺 フリーの不安というのが、試合を重ねるごとに大きくなっていた。それが今回、少し自信に変わったのかなと思います。いろいろと課題もあるんですけれど、その中でも、自分のやりたかった演技に近いものができて良かったと思います。

――フリー後に「トリプルアクセルを戻したい」と話していた

河辺 できれば全日本(選手権)で、フリーだけでも入れられたらいいなと思います。ショート(プログラム)はリスクがあるので、すごく完成度が高くならない限りは入れないと思うんですけれど、フリーだけでも挑戦したい気持ちで練習をしています。

――世界選手権の切符を狙うためにも、必要と感じるのか

大学までラグビー部に所属。2013年10月に日刊スポーツ大阪本社へ入社。
プロ野球の阪神を2シーズン担当し、2015年11月から西日本の五輪競技やラグビーを担当。
2018年平昌冬季五輪(フィギュアスケートとショートトラック)、19年ラグビーW杯日本大会、21年東京五輪(マラソンなど札幌開催競技)を取材。
21年11月に東京本社へ異動し、フィギュアスケート、ラグビー、卓球などを担当。22年北京冬季五輪もフィギュアスケートやショートトラックを取材。
大学時代と変わらず身長は185センチ、体重は90キロ台後半を維持。体形は激変したが、体脂肪率は計らないスタンス。