櫛田一樹が現役続行 完全燃焼の全日本から25日「スケート楽しい、と」23歳の決断

フィギュアスケート男子の櫛田一樹(23=倉敷FSC)が19日、現役続行を表明した。自身のツイッターを更新し「急な報告となりますが、現役を続行することに決めました」と記した。22年春に関西学院大を卒業。大学卒業を機に第一線から離れるスケーターが多い状況下で、再び23年12月の全日本選手権を目指す。

フィギュア

22年12月25日、全日本でフリーの演技をする櫛田

22年12月25日、全日本でフリーの演技をする櫛田

コロナ期間中、自宅風呂場に氷置いて…深いスケートへの愛情

2022年、クリスマスの夜がスケート人生の節目となるはずだった。大阪・東和薬品ラクタブドームで行われた全日本選手権は、男子フリーを迎えていた。

午後5時。2日前のショートプログラム(SP)で上位24人の通過ラインに滑り込み、櫛田はフリーの1番滑走でリンクに立った。

冒頭に組み込んだ4回転トーループ。2・44点の加点を得て成功させると、場内が拍手に包まれた。

「100%の4回転が出せました」

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大学までラグビー部に所属。2013年10月に日刊スポーツ大阪本社へ入社。
プロ野球の阪神を2シーズン担当し、2015年11月から西日本の五輪競技やラグビーを担当。
2018年平昌冬季五輪(フィギュアスケートとショートトラック)、19年ラグビーW杯日本大会、21年東京五輪(マラソンなど札幌開催競技)を取材。
21年11月に東京本社へ異動し、フィギュアスケート、ラグビー、卓球などを担当。22年北京冬季五輪もフィギュアスケートやショートトラックを取材。
大学時代と変わらず身長は185センチ、体重は90キロ台後半を維持。体形は激変したが、体脂肪率は計らないスタンス。