【西山真瑚〈3〉】アイスダンスで世界へ ー目標は変えずに手段を変えるー
日刊スポーツ・プレムアムでは、毎週月曜日にフィギュアスケーターのルーツや支える人の思いに迫る「氷現者」をお届けしています。
シリーズ第7弾は、西山真瑚(21=早稲田大)を連載中。シングルで小学校時代に日本一、アイスダンスで全日本ジュニア選手権2連覇の二刀流。今季は再びシングルに専念し、月末の冬季国体(27~31日、フラット八戸)で集大成を迎えました。
第3回は、カナダ・クリケットクラブで磨いたジャンプ、腰の疲労骨折など度重なる負傷や世界的カップルから受けた感動をへて、アイスダンス転向を前向きに決断するまで。
フィギュア
羽生がその身を氷に打ち付ける音を聞き
世界の名手がそろうクリケットで上達したのは、持ち前のスケーティングだけではなかった。
西山 ジャンプも移って1年目で、トリプルアクセルまで跳べるようになりました。中3の1月に移って高1の秋くらいですかね。
一方で、高難度への挑戦は代償も大きかった。
西山 ようやくトリプルアクセルもプログラムに組み込めるようになってきて「よし、ここから!」という時に、けがをしてしまって。
高校1年の冬だった。ちょうど渡航して1年の18年1月、右足首を痛めた。靱帯(じんたい)損傷などで全治3カ月だった。
西山 せっかくクリケットに行ったのに練習できなくて…。でも仕方ないので治療とリハビリに励みました。ここがアイスダンス転向の転機になりましたね。
負傷中の同年2月、平昌五輪が開催された。その直前、クリケットで鬼気迫る迫る調整を重ねた羽生さんの姿を目の当たりにした。
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長野県飯田市生まれ。早大4年時にアメリカンフットボールの甲子園ボウル出場。
2004年入社。文化社会部から東北総局へ赴任し、花巻東高の大谷翔平投手や甲子園3季連続準優勝の光星学院など取材。整理部をへて13年11月からスポーツ部。
サッカー班で仙台、鹿島、東京、浦和や16年リオデジャネイロ五輪、18年W杯ロシア大会の日本代表を担当。
20年1月から五輪班。夏は東京2020大会組織委員会とフェンシング、冬は羽生結弦選手ら北京五輪のフィギュアスケートを取材。
22年4月から悲願の柔道、アメフト担当も。
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