【西野太翔の言葉/全中より】「みんなのお手本、そして羽生選手のようになること」

フィギュアスケートの全国中学校大会(2月5~7日、長野市ビッグハット)で、初出場の西野太翔(たいが、13=神奈川中1年)が3位と健闘しました。

小柄ながら表現豊かな演技でフリーは全体トップ。存在感を示した中学1年生が、ショートプログラム(SP)とフリー後の取材で、同年代への思い、憧れの選手などを明かしました。

フィギュア

〈全国中学校大会:男子シングル3位〉

全中男子シングル上位成績


順位選手SPフリー合計
1田内誠悟66.32123.72190.04
2高橋星名63.04124.05187.09
3西野太翔61.44124.07185.51
4蛯原大弥51.42111.94163.36
5佐藤和那55.42102.22157.64
6花井広人49.65103.20152.85
全国中学校大会を制した田内誠悟(中央)と2位の高橋星名(左)、3位の西野太翔

全国中学校大会を制した田内誠悟(中央)と2位の高橋星名(左)、3位の西野太翔

「60点台初めてなので、とてもうれしい」/SP3位(61・44点)

――SPを終えて

西野 今はうれしくて、いっぱいなんですけれど、ショートプログラムで60点台に乗せることが初めてなので、とてもうれしく感じています。

――高得点の要因は

西野 まず最初のトリプルルッツ-トリプルトーループが決まったところ。あとはスピンを頑張ってきたので、それが60点台につながる理由だったのかなと思います。

――緊張は

西野 最初のジャンプですごく緊張していたので、降りてから気分が上がって、だんだんちゃんとできるようになってきました。次の試合からは、最初から緊張しないでできるようにしたいです。

――すごくリンクカバーができていて、思い切りのいい演技に感じた

西野 先生がスケーティングをものすごく練習させてくれているので、それが今回の試合につながっているのかなと思います。

全国中学校大会で3位に入った西野太翔

全国中学校大会で3位に入った西野太翔

――ジャンプを決めるための集中力と、踊りの面でのバランスをどう考える

西野 僕はジャンプはそれだけに集中します。踊りはジャンプとは別に集中して、曲のイメージに合わせて表現しています。

――3つ目のジャンプを気にかけずに集中してできる

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大学までラグビー部に所属。2013年10月に日刊スポーツ大阪本社へ入社。
プロ野球の阪神を2シーズン担当し、2015年11月から西日本の五輪競技やラグビーを担当。
2018年平昌冬季五輪(フィギュアスケートとショートトラック)、19年ラグビーW杯日本大会、21年東京五輪(マラソンなど札幌開催競技)を取材。
21年11月に東京本社へ異動し、フィギュアスケート、ラグビー、卓球などを担当。22年北京冬季五輪もフィギュアスケートやショートトラックを取材。
大学時代と変わらず身長は185センチ、体重は90キロ台後半を維持。体形は激変したが、体脂肪率は計らないスタンス。