【河辺愛菜・松生理乃・横井きな結】卒業式終えて溢れ出た思い出…みんな、ありがとう

この3人だったから、頑張ることができた。次は一緒に結果を-。

3月1日。河辺愛菜、松生理乃、横井きな結が、愛知・中京大中京高の卒業式に出席しました。22年北京オリンピック(五輪)後に、河辺が練習拠点を京都から愛知へ戻したため、高校最後の1年は3人そろって同じ高校へ通いました。

卒業式後、3人は笑顔で高校生活を振り返りました。4月からは全員が中京大へ進学します。

「卒業2023新たな旅立ち」日刊プレミアム3月企画です。

フィギュア

〈3月企画「卒業2023新たな旅立ち」フィギュア編/中京大中京高卒業式より〉

中京大中京高の卒業式後の取材で笑顔を見せる、左から河辺、松生、横井

中京大中京高の卒業式後の取材で笑顔を見せる、左から河辺、松生、横井

制服姿で晴れやかに「毎日が充実していた」

青空が広がった3月1日。

制服姿の3人は胸飾りの赤い花を揺らしながら、晴れやかな表情を浮かべていた。充実感を漂わせながら、高校生活を振り返った。

――卒業式を終えた心境は

河辺 この学校に転校してきたのが昨日のようで、本当にあっという間の1年だったので、卒業したことがまだ信じられないです。こうやってみんなと楽しく高校生活を終えられてよかったなと思います。

松生 私は3年間、練習とかで早退することがすごく多くて、学校へ行けた日数は少なかったんですけど。でも、すごく濃い、充実した毎日を過ごせました。ほんとにあっという間だったなっていうのが正直な感想です。寂しいですけど、大学からも頑張ろうと思います。

横井 3年間、楽しくない日が1日もなかったくらい、すごく充実した3年間を送れました。スポーツクラスだからこその高校生活を送れたかなと思うので、寂しい気持ちもあるんですけど、大学生活もしっかり充実した4年間を送りたいと思います。

――競技や学校生活での思い出は

河辺 競技では、3年生になって、初めてインターハイに出ることができて、中京の代表として優勝ができたのでうれしかったです。学校生活では毎日が思い出なんですけど、文化祭がすごく楽しかったです。みんなでダンスを頑張って覚えて、完成度を高めていくっていう、高校生らしい生活ができたのでうれしかったです。

松生 私も3年生の最後のインターハイで総合優勝することができて、すごくうれしかったです。国体はキンキン(横井の愛称)と一緒に出場して、よかったかどうかは分からないですけど、すごく楽しく終わることができました。試合ごとに中京生で集まって、みんなで(中京の頭文字の)Cの形を作って、写真を撮ったりするのもすごく楽しかったです。高校生活の思い出としては、球技大会も楽しかったです。試合の結果が良かった後に学校に行って、みんなに「おめでとう」って声をかけてもらったりもして、そういう何げないことがすごくうれしかったし、楽しかったなって思います。

横井 競技面では、3年間あまり納得のいくシーズンはなかったんですけど。その中でも、1年生でインターハイ3位になって、団体優勝できたことはうれしい気持ちもあります。ただ、3年間を通してはちょっと悔しかったかなって思います。学校生活では、文化祭がやっぱり一番の思い出だと思うんですけど、私は何げない1日の授業だったりとか、当たり前の日々だったりがすごく思い出です。

本文残り80% (4570文字/5683文字)

岐阜県不破郡垂井町出身。2022年4月入社。同年夏の高校野球取材では西東京を担当。同年10月からスポーツ部(野球以外の担当)所属。
中学時代は軟式野球部で“ショート”を守ったが、高校では演劇部という異色の経歴。大学時代に結成したカーリングチームでは“セカンド”を務めるも、ドローショットに難がある。