【チーム日本の言葉〈男子フリー編〉】佐藤駿「逃げずに」友野一希「次はさすが、と」

フィギュアスケートで2年に1度行われる団体戦「世界国別対抗戦」は15日、東京体育館で最終日を迎えました。

男子フリーでは、2月の4大陸選手権銅メダルの佐藤駿(19=明大)、3月の世界選手権6位の友野一希(24=上野芝スケートクラブ)がリンクに立ちました。挑戦する姿やこれまでの成長を示し、今季最終戦を締めくくりました。それぞれのシーズン総括などを「チーム日本の言葉<男子フリー編>」としてお届けします。

フィギュア

〈世界国別対抗戦〉◇4月15日◇東京体育館◇男子フリー

男子フリーギャラリー

【男子フリー成績】


順位名前男子フリー
1チャ・ジュンファン(韓国)187.82
2マッテオ・リッツォ(イタリア)187.35
3ジェイソン・ブラウン(米国)183.43
4ケビン・エイモズ(フランス)178.85
5イリア・マリニン(米国)173.64
6ダニエル・グラッスル(イタリア)173.53
7キーガン・メッシング(カナダ)172.99
8佐藤駿(明治大)164.86
9友野一希(上野芝スケートクラブ)164.55
10アダム・シャオ・イム・ファ(フランス)154.60
11スティーブン・ゴゴレフ(カナダ)125.17
12イ・シヒョン(韓国)124.82
男子フリー、演技を終了し坂本からタスキを掛けられる佐藤

男子フリー、演技を終了し坂本からタスキを掛けられる佐藤

佐藤駿「ほんとに緊張していたので」/フリー8位

――冒頭で3回転ルッツとなった中、4本目のジャンプで4回転ルッツを跳びました。あそこで挑戦したのはどういう意味があったんですか

佐藤 ここで安全策というか、いつも通りやっていれば、もう少し点数は伸びたと思うんですけど、でもやるしかないなって思って、来シーズンへ向けても、おそらく後半の4回転とかもっとやっていかないといけない。そういった意味でも、今回は4回転ルッツを跳びました。

――11位に終わった13日のショートプログラム(SP)からどう立て直したんですか

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岐阜県不破郡垂井町出身。2022年4月入社。同年夏の高校野球取材では西東京を担当。同年10月からスポーツ部(野球以外の担当)所属。
中学時代は軟式野球部で“ショート”を守ったが、高校では演劇部という異色の経歴。大学時代に結成したカーリングチームでは“セカンド”を務めるも、ドローショットに難がある。